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SFセミナー2023企画紹介

本会企画 

映画だけじゃない! インド SF を知ろう・リターンズ  10:40〜11:40

出演者:難波美和子

 インドといえばアイデア満載・アクション爆発・楽しさいっぱいの映画!ですが、インドは文学大国でもあります。数多くの言語で文学作品が日々、生み出されています。ご存知のように英語使用者も多く、英米のSFは直接インドの文学市場に紹介されます。そのようなインドで、SFが書かれないなんてことがあるでしょうか?
実は1830年代には100年後の未来を描き、1950年代にはカルカッタに宇宙人がやってきているのです。
 多言語にわたるインドのSF事情を網羅することは到底できませんが、インドの英語文学におけるSFの潮流と、ベンガル文学とSFの過去と現在をご紹介します。映画だけではない、インドの想像力に触れてみてください。

●難波美和子(なんば・みわこ)
英語文学研究者(インドとイギリス、現代インド英語文学など)、熊本県立大学准教授、ジェンダーSF研究会会員

20年代のSFへ向けて――新人作家パネル  12:50〜13:50

出演者:小川楽喜、塩崎ツトム、西式豊
司会:鈴木力

 20年代を迎えた日本SFは、さまざまな媒体から新人作家が登場していますが、昨年のハヤカワSFコンテストからは、
 80万年後の地球で超知性体によって蘇らされた作家たちの運命を描く『標本作家』、
 フランス人医師とユダヤ人人類学者がアマゾンで謎の少女と出会う『ダイダロス』、
の大賞・特別賞受賞作に加え、アガサ・クリスティー賞からも、
 近未来のVR空間で天才脳神経外科医が新興企業の秘密に直面する『そして、よみがえる世界。』
というそれぞれ異なる個性の 3 作が登場しました。
 今回のSFセミナーでは3作の著者にご登壇いただき、新しいSFの世界を探ります

●小川楽喜(おがわ・らくよし)
1978年生まれ。大阪府在住。元グループSNE所属。『標本作家』で第10回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞。
●塩崎ツトム(しおざき・つとむ)
1988年生まれ。『このしらす』が第 9 回ハヤカワSFコンテスト最終候補作となり、『ダイダロス』で第10回ハヤカワSFコンテスト特別賞を受賞。
●西式豊(にししき・ゆたか)
1967年生まれ。中小企業診断士。公認内部監査人。現在はメンズアパレルブランドの企画運営に携わる。『そして、よみがえる世界。』で第12回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞。
●鈴木力(すずき・ちから)
1971年生まれ。ライター、SFセミナースタッフ。

企画終了後、小川楽喜さん、塩崎ツトムさん、西式豊さん、オキシタケヒコさんのサイン会を行います。会場でも本を販売しますが、ご自分の本をお持ちになって来ていただいても結構です。

暴走の果て、たどり着いたのはどこか? トライガン・リブート戦記  14:15〜15:15(延長の可能性があります)

出演者:オキシタケヒコ、武藤健司、筆谷芳行

 内藤泰弘氏による漫画『TRIGUN(トライガン)』および『TRIGUN maximum(トライガン・マキシマム)』は大ヒット長期連載となり、完結時には星雲賞コミック部門も受賞したサイバーSFウエスタン。98年放映のテレビアニメーションシリーズ『TRIGUN(トライガン)』、そして2010年公開の映画『TRIGUN Badlands Rumble(トライガン・バッドランズランブル)』を経て、今年3度目の映像化となるテレビアニメーションシリーズ『TRIGUN STAMPEDE(トライガン・スタンピード)』が放映された。
 SF作家オキシタケヒコ氏が本作にストーリー原案として参加し、SF漫画の金字塔に新たなセンス・オブ・ワンダーを吹き込んだ。本企画は、オキシタケヒコ氏に加え、『TRIGUN STAMPEDE』の制作期間5年を全力で駆け抜けた武藤健司監督、そして漫画『TRIGUN maximum』の担当編集者として原作者の内藤泰弘氏と伴走し、作品世界の神髄を知り尽くした筆谷芳行氏を迎え、長年にわたってファンに愛され続けてきた本作の魅力の核となるものは何なのかを、それぞれの立場と仕事の違いから炙り出していく!
(文責:井手)        

※本企画は動画撮影を行います(後日YouTubeにて一部配信予定)

●オキシタケヒコ
作家。1973年生まれ。SFものかき。著作は『筺底のエルピス』シリーズ(小学館ガガガ文庫)、『波の手紙が響くとき』(早川書房)、『おそれミミズクあるいは彼岸の渡し綱』(講談社タイガ)など。
●武藤健司(むとう・けんじ)
アニメーション監督・演出家。京都造形芸術大学卒業。広島国際アニメーションフェスティバルなど受賞歴多数。主な作品に『神撃のバハムート GENESIS』『地下すぎアイドルあかえちゃん』『 牙狼<GARO> −紅蓮ノ月−』『パンチライン』『宝石の国』『BEASTARS ビースターズ 』『HELLO WORLD』など多数作品に監督・演出として関わる。
●筆谷芳行ふでたに・よしゆき)
昭和時代からのマンガ雑誌編集者の生き残り。明治大学漫画研究会OB。本業は少年画報社取締役編集担当。趣味の活動でコミックマーケット準備会共同代表。ヤングキングアワーズ編集長を20数年やりつつ、かけもちでヤングキング・ヤングコミックなどの編集長も歴任。SF的な担当作品:冲方丁・伊藤真美「ピルグリム・イェーガー」、柴田昌弘「クラダルマ」「サライ」、平野耕太「HELLSING」「ドリフターズ」、六道神士「エクセルサーガ」、内藤泰弘「トライガンマキシマム」他多数。

時間
10:00開場
10:30開演
10:40〜11:40映画だけじゃない! インド SF を知ろう・リターンズ
11:40〜12:40昼休み
12:50〜13:5020 年代の SF へ向けて――新人作家パネル
13:50〜14:15休憩 サイン会
14:15〜15:15暴走の果て、たどり着いたのはどこか? トライガン・リブート戦記
15;45終演