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SFセミナー2012 企画紹介

[カテゴリ:SFセミナー2012]

本会企画 

三島浩司インタビュー

出演:三島浩司(みしま・こうじ)
聞き手:三村美衣(みむら・みい)

 その特異な運用システムと独特な世界設定で二足歩行兵器のコンセプトを更新、リアル・ロボットSFの新たな地平を開拓し、男女の青春の生き様を描ききった超大作『ダイナミックフィギュア』(上下)。究極の医療革命の行く末を描ききったメディカル・バイオ・SFの金字塔を完全リライトした『シオンシステム[完全版]』。
著者の三島浩司の脅威の創作世界と創作背景に迫るインタビュウです。
「ベストSF2011[国内編]」で第3位に輝き日本SF大賞候補にもなった『ダイナミックフィギュア』における「魂」の概念とは何か? 「シオンシステム」におけるこの宇宙の「因果律」とは何か? 三島SFの特徴的なタームと世界観についても迫ります。(文責・井手聡司)

■三島浩司(みしま・こうじ)
1969年生まれ。関西大学工学部電子工学科卒。電機関連会社退社後、小説執筆を続ける。『ルナ Orphan's Trouble』で第4回日本SF新人賞を受賞し、動作で2003年にデビュー。2011年、『ダイナミックフィギュア』(上下)(ハヤカワSFシリーズJコレクション)で注目され、2012年2月には『シオンシステム(完全版)』を刊行。他の著書に『MURAMASA 満月の人獣交渉史』がある。

■三村美衣(みむら・みい)
書評家。SF、ファンタジー、ライトノベルなどが専門。1994年から2001年まで《SFマガジン》の国内ライトノベル書評を、2001年から2004年まで《毎日中学生新聞》に「三村美衣のSF☆通信」を執筆。現在は《SFマガジン》にファンタジー書評を連載中。『クリミナルマインド』の公式ドラマブログ http://criminalminds.cocolog-nifty.com/blog/ も継続中。

クトゥルー神話の現在

出演:森瀬 繚(もりせ・りょう) 尾之上浩司(おのうえ・こうじ) 北原尚彦(きたはら・なおひこ)

 SFファンにはおなじみのクトゥルー神話が、今、アツい?! 実はラノベやゲームでは、クトゥルー神話を扱った作品が次々と生み出され、若いファンを増やしています。海外でも、新作が書かれたり、研究が発表されるなど、ようやく日本でも紹介されるようになりました。しかし、こうしたクトゥルー神話をめぐる現在の潮流は、SFファンにはあまり知られていません。
 今もなお広がりつづけるクトゥルー神話の世界。この企画ではクトゥルー神話をめぐる現在の状況とその魅力について語っていただきます。(文責・新井勝彦)

■森瀬 繚
編集者兼ライターとして書籍、雑誌の編集およびゲームの企画開発を手がける。主な編著書としては『図解クトゥルフ神話』(新紀元社)、『ゲームシナリオのためのSF事典』(ソフトバンククリエイティブ)、『H・P・ラヴクラフト大事典』(S・T・ヨシ著、日本語版監修)(エンターブレイン)などがある。

■尾之上浩司
翻訳家・映画&メディア評論家。主な訳書として『暗黒神ダゴン』(フレッド チャペル著)(東京創元社)、『リアル・スティール』(リチャード・マシスン著)(早川書房)、『ウォーキング・デッド ガバナーの誕生』(ロバート・カークマン、ジェイ・ボナンジンガ著)(角川書店)などがある。

■北原尚彦
作家・翻訳家・古書研究家。主な著書は小説『首吊少女亭』(角川ホラー文庫)、『死美人辻馬車』(講談社文庫)、エッセイ『SF奇書天外』(東京創元社)、訳書『ドイル傑作集 全5巻』(共編訳・創元推理文庫)、編書『怪盗対名探偵初期翻案集』(論創社)などがある。

■デモ行進に近い■素材の良品■インタビュー・ウィズ・ニンジャ・エクストラ・イシュー■武田信玄■少し明るい海■

出演:本兌 有(ほんだ・ゆう)、杉 ライカ(すぎ・らいか)
聞き手:齋藤高吉(さいとう・たかよし)、フカホリユウキ

Twitter上で翻訳連載中のサイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」。その独特なアトモスフィアや斬新なニンジャ像、作品世界、ツイッター上での連載という発表形式の魅力、そして今後の展望などについて、翻訳チームの二人にインタビュー。ニンジャの真実に迫る一時間。原作者ブラッドレー・ボンド=サンとフィリップ・ニンジャ・モーゼズ=サンも登場か⁉(文責・ニンジャスレイヤー翻訳チーム)

■本兌 有(ほんだ・ゆう)
『ニンジャスレイヤー』の翻訳チームスタッフ。主にブラッドレー・ボンドの執筆エピソードを翻訳。座右の映画は『コナン・ザ・グレート』と『ヒルズ・ハブ・アイズ』、『ガルシアの首』。地下室でケッチャムを繰り返し読むうちに頭がばくはつしてニンジャ真実に到達した。

■杉 ライカ(すぎ・らいか)
『ニンジャスレイヤー』の翻訳チームスタッフ。主にフィリップ・ニンジャ・モーゼズが執筆したエピソードを翻訳。『デスペラード』を繰り返し観ているうちにサブリミナルメッセージに気付き、ニンジャスレイヤー翻訳を開始、ビールとドリトスとゴシック文学がだいこうぶつ。

■齋藤高吉(さいとう・たかよし)
ゲーム開発を行う秘密結社、冒険企画局に所属するゲームデザイナー。アナログゲームやコンシューマーゲームに広く携わる。著書に『ハンターズ・ムーン』『ブラッド・クルセイド』(新紀元社)、『名探偵コナン「嗤う黒猫」殺人事件』(メディアファクトリー)など。

■フカホリユウキ
長崎生まれ、長崎育ち。7歳のころからコロコロコミックを愛読。大学在学中の2009年に、「爆音鉄拳!!アンプリファー」でコロコロマンガ大学校夏期努力賞受賞。現在は漫画アシスタントやフリーターをしながら次の跳躍へ向けて助走中。
座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。Twitterアカウントは「fukahorock」

出張ライブ版「サはサイエンスのサ」――お題は来てのお楽しみ――

出演: 鹿野 司(しかの・つかさ)

わかりやすい語り口でSFマガジンでも評判の「サはサイエンスのサ」。それを一冊にまとめた本で昨年の星雲賞を受賞なさいましたね。今年は「サはサイエンスのサ2」の出版も予定されています。
今回はマガジンから飛び出して、ライヴで最新のサイエンスについて語っていただきます。(文責・立花眞奈美)

■鹿野 司
1959年名古屋生まれ。科学ライター。科学、コンピュータ、SF誌を中心に、コラム、インタビュー記事を執筆。映画、『ガメラ2』の科学考証なども手掛ける。現在、SFマガジンにコラムを連載中。著書として『オールザット・ウルトラ科学』(アスペクト、1990)『狂牛病ショック』(共著、竹書房、1996)『巨大ロボット誕生』(秀和システム、1998)『教養』(小松左京、高千穂遙共著:徳間書店、2000)『サはサイエンスのサ』(早川書房、2010)など。

タイムテーブル

時間
10:00開場
10:30開演
10:40〜11:40三島浩司インタビュー
11:40〜12:40昼休み 三島浩司サイン会
12:40〜13:40クトゥルー神話の現在
13:40〜13:50休憩
13:50〜14:50インタビュー・ウィズ・ニンジャ・エクストラ・イシュー
14:50〜15:00休憩
15:00〜16:00出張ライヴ版「サはサイエンスのサ」―お題は来てのお楽しみ―

合宿企画

◆昼企画の続きを語ろう
 合宿では本会企画の補完的な企画を行います。今年もそれぞれ本会企画について、部屋に分かれて語り合う企画を立てました。本会企画を聞いて感じたこと、しゃべりたいことを自由に語り合う部屋です。本会ゲストの方が来られるかどうかは未定ですが、もし参加されていたら本会企画では聞けなかった質問を直接ぶつけてみても良いかもしれません。

◆ クトゥルーの部屋
◆ 「サはサイエンスのサ」を語る部屋
◆ 三島浩司を語る部屋
◆ ニンジャヘッズノ集イ

その他にも以下の企画が行われます。

◆全日本中高年SFターミナルの部屋

◆自炊について語る部屋

◆ジェンダーSF研究会

◆「ビブリオバトル・イン・鳳明館」 出張SFファン交流会

◆SF落語寄席(出演:笑福亭羽光、立川三四楼)

◆『原色の想像力2』読書会

◆創元SF短篇賞出身SF作家部屋

◆「『ぎんせvsぎんぜ』銀背論争」

◆ジャパネスクSF探訪

◆風野春樹の部屋

◆春アニメの部屋2012


※タイトル、出演者などは変更する場合もあります