表紙>はじめに>講演内容>質疑応答>反響に対して>資料請求先 【スライド 39/45】 SFの「再発見」!
また山田正紀さんは、いろいろなジャンルを横断しながら、ダイナミックに創作活動を続けて来られた方です。あまり自己のことはこれまで語られなかったんですが、山田さんの問題意識を追認するために、もう一度最初から、年代を追って読んでみたいと思っているところです。 【スライド 40/45】 【スライド40】そして、SFに問う
僕はあまり自分の本を自慢したり、他人と比べてどうこう思ったりするタイプではありませんが、このご指摘には感激しました。僕の小説自体は大したことがなかったかもしれませんが、少しは小説全体を面白い方向に変えることができた。出版業界を意識変革することができた。『パラサイト・イヴ』を書いた甲斐があったというものです。 では、翻ってSFはどうか。SFはSFファン以外の人に何か与えてくれているだろうか? 何も与えてくれていないなら、こちらはSFと呼ばれることに寛容になれない。結局は、面白いかどうかということなんですよね。面白いという意識を他人に与えているか。SFファンじゃない人たちにも面白いところを見せてほしい。 【*註】これについては反論も多かった。「講演後の反響に対して」で述べる。 |
||||