SFセミナー2003 企画詳細 |
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【Daytime Program】(出演者名敬称略、順不同)
出演/飛 浩隆 |
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企画紹介 | 「彼」が還ってきた―― 2002年、日本のSF界において『グラン・ヴァカンス 廃園の天使T』の刊行は、間違いなくひとつの“事件”でした。10年に及ぶ「大途絶」――作家的沈黙を破るや否や瞬く間にシーンを圧した傑作の登場。その硬質にきらめく叙情を湛えた言語世界は、古くからの読者には伝説の作家の復活として、また新しい読者には未知の衝撃として、それぞれ深く印象づけられました。『SFが読みたい! 2003年版』で『グラン・ヴァカンス』が国内篇ベスト2にランクインした事実は、“事件”の大きさを何よりもまざまざと物語っています。 『グラン・ヴァカンス』の著者・飛浩隆氏がSFセミナーに初登壇。甘美にして残酷、清新にして官能的な宇宙の秘密が、氏自身の口から明かされます。ご期待ください。(文・鈴木力) |
出演者略歴 | |
飛浩隆(とび・ひろたか) 1960年島根県生まれ。作家。1982年「ポリフォニック・イリュージョン」が第1回三省堂SFストーリイ・コンテストに入選。1983年「異本:猿の手」が島根大学SF研究会のファンジンより『SFマガジン』に転載され本格的デビューを果たす。以後、寡作ながら独自の作風と文体で注目を集め、「“呪界”のほとり」「象られた力」はそれぞれSFMの年間傑作選にも収録された。2002年に初の長篇『グラン・ヴァカンス 廃園の天使T』を発表、大きな反響を呼ぶ。現在は『グラン・ヴァカンス』の続編『空の園丁 廃園の天使U』(仮題)を執筆中。なお、既発表の短篇についてはファンジン『神魂別冊 飛浩隆作品集』(全3巻)に集成されている。 |
出演:出渕 裕 |
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企画紹介 | あの話題作『ラーゼフォン』の監督、そして『機動警察パトレーバー』のメカデザイナーとして名を馳せた、出渕裕がSFセミナーに登場! めっぽう面白くて物知りなおニイさん――というのが、ぼく(牧)のブッちゃんに対する印象だ(すんません、でも、いまさら出渕監督なんて呼べないよね)。出会ったのはもう四半世紀も前、彼がデビューする前後のころ。『モンティ・パイソン』の劇場版に連れていってくれたのも、薔薇苑(だったっけ?)というオトロシゲな喫茶店を教えてくれたのも、コミケットに誘ってくれたのも、みなブッちゃんだった。歌舞伎町のちょい先の“事務所”(あれっ、“仕事場”だったっけ?)に呼びだされたこともあった。どんなところでも、どんなときでも、ブッちゃんは優しく親切だった。ぼくが生意気なSF論をふっかけてもニコニコと受けとめてくれた。その才能(なにしろ彼が〈ブチメカ〉で脚光を浴びたのは20歳前のことなのだ!)を羨むヤカラに難癖をつけられたときも、寂しそうな目をするだけで聞き流していた。 それでいて、自分が好きなSFや映像作品のこととなると、熱っぽく語るのだ。独自の切り口から、わかりやすく筋道を立てて、なんとも楽しげに、表情ゆたかに。 あれから四半世紀。映像SF界の鬼才、マルチクリエーターとして、押しも押されもせぬ地位を築いている出渕裕だけど、いまでもやっぱり、めっぽう面白くて物知りなおニイさんである。その素顔を、みなさんにもちょっぴりお見せしましょう。(文・牧眞司) |
出演者略歴 | |
出渕裕(いづぶち・ゆたか) 1958年生まれ、東京都出身。イラスト・アニメ・特撮・ゲームなど幅広く活躍するマルチクリエーター。『闘将ダイモス』、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『ガサラキ』など多数のアニメ作品のメカデザインを手がけるだけでなく、特撮『科学戦隊ダイナマン』、『仮面ライダー アギト』をはじめとするクリーチャ−デザインや『ロードス島戦記』のイラストレーション等、多方面にて活躍。『ラーゼフォン』で、初めての監督をつとめる。 |
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牧眞司(まき・しんじ) 1959年生まれ。SF研究家。〈SFセミナー〉の創始者。著書に『ブックハンターの冒険』(学陽書房)、訳書にマイク・アシュレー『SF雑誌の歴史』(東京創元社近刊)。 |
出演:巽
孝之、島田 和俊 |
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企画紹介 | レムと聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。タルコフスキー監督の手で映画化もされた代表作「ソラリスの陽のもとに」、ハードSF「砂漠の惑星」、完全なるメタ評論集の「完全な真空」、それともアイデアいっぱいの「泰平ヨンの航星日記」? 読めば読むほどに奥深く、興味深い作家、それがレムです。残念なことに入手困難な本が多いレムでしたが、昨今では「ソラリス」もスティーヴン・ソダーバーグ監督によってリメイクが完成し、国書刊行会から選集が出版予定、その中には「ソラリス」新訳も入るという、まさにレムの当たり年。さあ、みんなでレムを読もう、ということでレムの読み方から語って行きたいと思います。ひょっとしたらお宝映像も観られるかも?(文・野田令子) |
出演者略歴 | |
巽孝之(たつみ・たかゆき) 1955年生まれ。SF評論家。主要著作に『サイバーパンク・アメリカ』、『現代SFのレトリック』、『ジャパノイド宣言』など。米国SF研究協会(SFRA)より第5回パイオニア賞受賞。2000年『日本SF論争史』で第二十一回日本SF大賞受賞。 |
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島田和俊(しまだ・かずとし) 1968年生まれ。国書刊行会「スタニスワフ・レム・コレクション」編集者。ほかに「文学の冒険」「野坂昭如コレクション」など。 |
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野田令子(のだ・れいこ) 1972年生まれ。ハードSFファンでSFセミナースタッフ。 |
出演:門倉 純一、真銅 健嗣 |
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企画紹介 | SFファンなら、SF作品を原作にしたラジオドラマを一度は聴いたことがあるかもしれません。ラジオドラマの世界では、日本にSFが紹介されはじめたごく初期から、SFを題材にしてきました。映像では表すことが難しい物語、世界を音だけで表現するという取り組みが行なわれてきたのです。 現在でも、NHK−FMで放送中の「青春アドベンチャー」では原作としては古典作品からライトノベルズまで、さらにはオリジナルを含めて、たくさんのSFラジオドラマ作品が放送されています。SFを音だけで表現する、SFラジオドラマの世界、過去、現在、そして未来を語っていきます。 出演はNHK第一放送で「ラジオSFコーナー」を担当された門倉純一さん、NHKドラマ部でオーディオドラマを制作されている真銅健嗣さんです。(文・新井勝彦) |
出演者略歴 | |
門倉純一(かどくら・じゅんいち) 1947年生まれ。日本で初のSF映画ファンの同人誌「モノリス」(SF映画ともの会)に関係し、オーディオSFのSF音コン」などを主催、SFAV趣味人を自認している。初代「スターログ」や「SFマガジン」などにビデオやレコードに関する記事を連載、星敬氏などと協力した、NHKの「ラジオSFコーナー」のメインパーソナリティーを勤める。同時期FM東京の「音の本棚」にも出演経験あり。 |
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真銅健嗣(しんどう・けんじ) NHK番組制作局ドラマ番組 オーディオドラマ ディレクター。1963年大阪生まれ。1988年NHK入局、1992年よりドラマ番組部 土曜ドラマ(当時単発モノ)担当の後金曜時代劇、大河ドラマ(「秀吉」)土等演出1998年頃よりオーディオドラマを担当、2001年夏より現担務。 おもなオーディオドラマ作品としてFMシアター「水の行方」「あなた」ツユクサ(第28回放送文化基金賞大賞受賞)」 中東現代文学シリーズ「ティブル」青春アドベンチャー「封神演義」「妖異金瓶梅」「封神演義(第三部)」完結編など |
合宿企画一覧(順不同) |
ジェンダーSF研の部屋 第2回Sense of Gender賞を選考するよ! |
創元SF40周年「40年の宴」 |
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2003年版SFアニメ総解説 〜アトムの子ら〜 |
『北野どうぶつ図鑑』をみんなで折ろう! |
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夜と泥の――飛浩隆マニアックス |
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